シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子(35=ファイテン)が、後輩に「夢」を持つことを勧めた。4日、大阪府吹田市で行われた母校・大阪学院大学の入学式に出席。06年11月から同校の特任教授を務めており、ガウン姿で壇上から祝辞を述べた。

 「高橋教授」は約1600人の新入生へ向け、「4年間というのは、みな平等な時間。生かすも殺すも、自分次第です。私はいつでも夢を持って行動しています。みなさんも夢に向かって突き進んで欲しい」と語りかけた。自身の入学式から17年が経ち、青春時代を「あのころはキラキラと輝いていた。戻れるもんなら、戻りたいですね」と振り返っていた。