北京五輪の陸上男子400メートルリレーで銅メダルを獲得した朝原宣治(36)が8日、所属の大阪ガス本社で会見を開き、今季限りでの現役引退を正式に表明した。「ケガをして引退ではなく、最後まで会心のレースができた。競技生活をまっとうできたのは、ものすごく幸せ。価値があると思う」と晴れやかな表情で語った。今後も大阪ガスに籍を置き、後進の育成やスポーツの振興に携わる。

 23日のスーパー陸上(等々力)の男子100メートルがラストランになる。「まずは納得のできる走りがしたい。9秒台もまだあきらめてない」と意欲を燃やしていた。