競泳男子200メートル背泳ぎの入江陵介(19=近大)らの世界記録公認が宙に浮いている水着問題で、国際水泳連盟は22日、5月に認可せず改良後に再提出された世界20社の計188タイプを認可したと発表した。入江が世界記録を上回るタイムを出した際に着たデサント社製の改良版も認めたが、入江の記録を世界記録として公認するかについては触れなかった。

 今回の発表で、世界選手権(7~8月・ローマ)で着用できる水着が出そろった。認可された水着はラベルが付けられ、競技前にチェックを受ける。

 入江は5月の日豪対抗(キャンベラ)の男子200メートル背泳ぎで、ライアン・ロクテ(米国)の世界記録1分53秒94を1秒08も上回る1分52秒86をマークした。しかし着用したデサント社製水着が認可されず、世界記録として公認されるかの結論は出ていない。