国際柔道連盟(IJF)は23日、オランダのロッテルダムで開いた総会で、2016年五輪からの団体戦実施に向けて国際オリンピック委員会(IOC)に働き掛けていく方針を確認した。

 構想では、個人戦を行った後に1チーム5人による団体戦を実施する。参加できるのは個人戦出場者に限られるため、柔道の選手総数は増えない。IJFのビゼール会長は「注目を集めやすく、メディアも興味を持てるだろう。参加国のやる気にもつながる」と実施の意義を強調した。