アメリカンフットボールの関東大学リーグが5日に開幕する。16校がA、Bブロックに分かれてリーグ戦を行い、各ブロック1位がそれぞれ北海道、東北のリーグ1位と対戦。勝者が甲子園ボウル出場を懸け、11月29日の東日本代表決定戦でぶつかる。

 甲子園ボウルはことしから全国8地区連盟代表校(関東は2)によるトーナメントの全日本大学選手権決勝となり、関西学生リーグなどによる西日本代表決定戦の勝者と東日本代表が対戦する。

 ▽Aブロック

 2年連続の甲子園ボウル出場を狙う法大は、昨年リーグ戦で1043ヤードを獲得してMVPに輝いたRB原と、スピードのあるWR栗原が軸だ。一方、春から好調の明大からは、法大の牙城を崩す勢いが感じられる。ランでの通算獲得ヤードで歴代最多記録更新を狙うRB喜代吉ら攻撃陣が強力で、守備の出来が鍵を握る。日体大は主力が大量に卒業した穴を埋められるか。

 ▽Bブロック

 昨年タイブレークで甲子園ボウル出場を逃した日大は、QBの貢献度を示すレーティングで昨年1位だった平本が中心。主将の小宮が引っ張る守備ラインも堅い。日本代表RB末吉を擁する早大は、QB芳賀のゲームメークがポイントとなりそうだ。(共同)