日本陸連の年間表彰式が15日、都内で行われた。アスリート・オブ・ザ・イヤー(最優秀選手)は、8月の世界選手権男子やり投げで、銅メダルを獲得した村上幸史(29=スズキ)が受賞。村上は「世界選手権では正直、8位入賞が目標だったので、銅メダルという結果はビックリ」と振り返った。この種目では、世界大会で日本人初のメダリストとなったことで、変わったことを問われると「こうやって取材を受けることが多くなって、しゃべるのがうまくなった」と話し、周囲を笑わせた。

 ほか、同じく世界選手権女子マラソンで銀メダルを獲得した尾崎好美や、男子400メートルリレーで4位入賞の江里口匡史、塚原直貴、高平慎士、藤光謙司らが優秀選手賞を受賞した。新人賞には女子20キロ競歩で世界選手権7位となり、優秀選手賞とのダブル受賞となった、渕瀬真寿美らが選出された。