スピードスケート女子のベテラン、岡崎朋美が所属する富士急の堀内光一郎社長は31日、出産した上で2014年ソチ冬季五輪を目指す意向を示している岡崎について「全面的に支援したい」と述べた。

 38歳の岡崎は5度目の五輪だった2月のバンクーバー大会の500メートルで16位に終わるなど惨敗したが、大会直後に出産と現役続行の意欲を表明していた。同社長は「1年半ぐらいは(競技を)お休みすることもあるのではないか」と話した。

 岡崎を長年、指導する長田照正総監督は4月から顧問の立場となってコーチを続ける。富士急は今季限りで石野枝里子、大津広美、渡辺ゆかりの2006年トリノ五輪代表が退部。残る若手は引き続き黒岩彰監督が指導する。