<柔道:全日本選手権>◇29日◇東京・日本武道館

 34年ぶりの60キロ台選手の勝利を目指した66キロ級世界王者の森下純平(21=筑波大)は、初戦で敗れた。自身の倍もある体重140キロの岩上真琴(28=警視庁)に思うように組めず、残り53秒、大内刈りで一本負け。「想像以上に組み手が速くてうまかった。疲労度は(66キロ級の)3試合分くらいある。重量級の選手と全日本の舞台で試合ができたことは、今後の柔道人生に良い経験になりました」と話した。