2016年リオデジャネイロ五輪から実施される女子7人制ラグビーの普及、強化を目指して新設された第1回全国高校女子大会は最終日の28日、長野・菅平高原で時折小雨の降る中、経験者と初心者に分かれて熱戦を繰り広げた。

 経験者の部は参加者を東日本、中日本、西日本の3地域に分けて2チームずつ編成した計6チームによるトーナメントを行った。優勝した「東日本1」で主将を務めた服部早也香(千葉・東海大浦安)は高校では陸上部に所属。「やればやるほどみんな上達した。この大会に出て、五輪を目指したい気持ちになった」と感激の面持ちだった。

 前日までの合同練習で指導した15人制女子日本代表の萩本光威ヘッドコーチは「経験者にとっては全国で力を試す機会になり、初心者も3日で試合ができるまでになった。今回参加した130人は今後も競技を続けてくれるだろう」と期待を寄せた。