フリースタイルスキー女子モーグルの上村愛子(北野建設)が19日、米ニューヨーク州レークプラシッドで行われるW杯第4戦で2季ぶりのW杯に出場する。18日は最終調整し「すごく新鮮。みんなから刺激をもらって、わくわくしてきた」とトップ選手との対決を心待ちにした。

 久々の大舞台だ。2010年バンクーバー冬季五輪は4位に終わり、同年3月のW杯猪苗代大会で優勝後に休養。昨年12月の国際スキー連盟公認大会で復帰して好成績を残し、今回のW杯代表に選ばれた。

 今大会はバンクーバー五輪女王のハナ・カーニー(米国)を軸に、強豪がそろう。この2日間、同じコースで公式練習をこなし「W杯の選手は、こぶへのアタックの仕方が違う。自分はスピードの感覚がつかめていない」と苦戦を予想した。

 ただ、今季は2月のW杯苗場大会(新潟県湯沢町)に照準を合わせている。「苗場で自分らしい滑りができたらと思う。今は焦りや気負いはない」と自然体を強調した。