ラグビーの日本選手権は25日、東京・駒沢陸上競技場などで開幕し、1回戦で大学日本一の帝京大はクラブ王者の六甲ファイティングブルと対戦する。

 帝京大は24日、東京・日野市内の練習場で最終調整。主将のSO森田佳寿は「対抗戦の時と同じく、次につながる試合にしたい」と抱負を語った。特に「仕掛けの部分は心掛けていきたい。チームの進化のためにも、自分が今後、社会人でやっていく時のためにも」と話し、天候にもよるが、ボールを積極的に動かしていく意識をのぞかせた。森田は卒業後、東芝入りが内定している。

 六甲戦では、岩出雅之監督就任16シーズン目で初めて白を基調とした第2ジャージーを着用する。森田は「楽しみ。でも、すぐに泥だらけになっちゃいますね」と笑っていた。

 またこの日、早大の前監督である辻高志氏が帝京大の練習場を訪問。岩出監督に退任のあいさつをし、かつての敵将同士がなごやかに談笑していた。