<ラグビー・日本選手権:東芝56-15ヤマハ発動機>◇25日◇1回戦◇東京・駒沢陸上競技場

 東芝は計8トライを挙げて大勝し、リーグ戦8位のヤマハ発動機に対し、同2位の意地を見せた。

 19日のトップリーグ・プレーオフ準決勝で敗退。NO8豊田真人主将によると、22日まではショックを引きずり、練習でも主力組が控えチームに「やられ放題。和田監督が途中で練習を打ち切ったほど」。そこで23日に選手だけで話し合いを持ち「自信を持って」と切り替えたという。この日は前週の敗戦の悔しさを爆発させたよう。

 豊田は「うちには負けたことを淡々と振り返る文化はない。負けたことを財産にする。ここから1戦1戦、大事に戦っていく」。2年連続の無冠だけは阻止すべく、5シーズンぶりの王座奪還を目指す。