男子レスリング・フリー60キロ級の湯元健一(27=ALSOK)と同55キロ級の進一(27=自衛隊)兄弟が24日、そろってロンドン五輪での金メダルどりを宣言した。84年ロサンゼルス五輪マラソンの宗兄弟以来、夏季大会では28年ぶりの双子代表となった2人は、この日、都内で行われた代表の公開練習後に並んで会見。北京五輪銅メダルの兄健一が「進一の試合が1日前なので、進一の金メダルに続きたい」と言えば、五輪初出場の弟進一も「金メダルしか考えていない。健一の金メダルに向けて弾みをつけたい」と話していた。ともに「最高のライバル」と言い合う兄弟が、そろって88年ソウル五輪以来24年ぶりの金メダルを目指す。