今年のプロスポーツ界で最も貢献度の大きい業績を挙げた選手や団体を表彰する日本プロスポーツ大賞に、プロ野球巨人のセ・リーグ優勝、日本一の原動力となった阿部慎之助捕手が選出され、東京都内のホテルで26日、授賞式が開かれた。

 阿部は打率3割4分、104打点で首位打者と打点王の2冠を獲得し、リーグ最優秀選手(MVP)を受賞。来春のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)では日本代表の主将を務めることが決まっている。「この賞に恥じないように、日々精進していく。WBCでは重責を任されているので、心と体の準備をしっかりして頑張りたい」と話した。

 殊勲賞には、3年ぶりの日本一に返り咲いた巨人、サッカーJ1で初の年間優勝を果たした広島、ロンドン五輪で銀メダルに輝いたサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」が選ばれた。セ・リーグ新人王となった広島の野村祐輔投手に最高新人賞、大相撲で第70代横綱に昇進した日馬富士に特別賞が贈られた。