日本ボブスレー・リュージュ・スケルトン連盟のボブスレー代表チームが26日、都内で選手の発掘トライアウトを行った。

 男子は来年のソチ五輪に向けた即戦力選手を募集し、高校1年の16歳から43歳まで45人が参加。2018年平昌五輪を目標にした女子選手は1人のみの参加だった。

 競技は20メートル走と60メートル走、立ち五段跳び、ベンチプレス、スクワットが行われた。

 60メートル走を6・94秒、さらに立ち五段跳びで15メートル95センチの記録を出した浅野晃佑(23=日大)は、大学で陸上部に所属。部活のコーチから声をかけられたこともあり「今までは陸上一筋だったので、視野を広げたいと思った」と参加した。応募してから1カ月で体重を4キロ増やし、今は78キロ。「もっと体重を増やして、90キロはほしい」と話した。

 アメリカンフットボールのアサヒ飲料チャレンジャーズに所属する和久憲三(28)は、ベンチプレスとスクワットで本領発揮。昨年のロンドン五輪をテレビで見て影響を受け「自分もあの舞台に立ちたいと思って、やるなら、今しかないと思った」とソチ五輪を目指すことを決めた。所属チームではディフェンスラインで激しい対人プレーには慣れており、そりを押す力にも自信があるという。

 合格者は31日に同連盟のホームページで発表され、第2、3次選考を経て来年1月15日にブレーカー(押し役)3人と補欠1人が正式に決定する。