卓球のロンドン五輪女子団体銀メダルの福原愛(24=ANA)の父、武彦氏が膵臓(すいぞう)がんのため6日に死去していた。71歳だった。葬儀・告別式は近親者のみで行った。

 福原は、東アジア競技大会に出場していたため、会場の中国・天津で一報を受け取ったという。08年北京五輪以降は一度も会っていない状況だったそうだが「父がいなければ、私は生まれてくることもなかったですし、今の成長した私があるのも、多くの方々が応援してくださる環境があることも、父の影響によるものが少なくありません。そういったことについては、父に感謝しております」と16日、所属事務所を通じてコメントを発表した。