安倍晋三首相は20日、国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長と国会内で会談し「2020年の東京五輪成功に向け、オールジャパンで全力を傾けている。オリンピック精神を世界に広げるよう努力したい」と伝えた。

 バッハ氏は「東京五輪の成功を強く確信している」と強調。大会組織委員会設置をはじめ具体的な取り組みの進展に期待を示した。首相は「なるべく早く組織委員会をつくりたい」と表明した。

 夕方に東京都内で開かれた歓迎パーティーで、バッハ氏は政財界やスポーツ界から集まった約250人の関係者を前に「五輪招致成功は皆さんの勝利だ。オールジャパン態勢で準備すれば大会はきっと成功する」とあいさつ。パーティー後、羽田空港から18年平昌冬季五輪を開催する韓国に向かった。