ロシア・フィギュアスケート連盟は27日、ソチ冬季五輪代表の最終選考となる欧州選手権(来年1月・ブダペスト)代表選手を発表した。

 ロシア選手権を欠場したペアの川口悠子、アレクサンドル・スミルノフ組はメンバーを外れ、2大会連続の五輪出場が絶望的になった。

 スミルノフが10月に右膝の手術を受け、12月26日終了のロシア選手権で復帰を目指したが間に合わなかった。指導するタマラ・モスクビナ・コーチは共同通信の取材に対し「ソチ五輪に出られないと思うが、引退ではない。(来年)3月の世界選手権(さいたまスーパーアリーナ)を目標に頑張っている」と話した。

 欧州選手権代表には女子はアデリナ・ソトニコワ、ユリア・リプニツカヤ、アリョーナ・レオノワが入った。男子はマキシム・コフトゥンらが選ばれ、2006年トリノ五輪王者のエフゲニー・プルシェンコは外れた。

 ロシアの五輪出場枠は女子が2、男子が1、ペアとアイスダンスが3。五輪代表は欧州選手権後に決まる。