<アメリカンフットボール:関西学生リーグ:京大20-10同大>◇12日◇大阪・万博フィールド

 京大が、今季4戦目でようやく初勝利を挙げた。同じく開幕3連敗だった同大をラン主体の攻撃で20-10で下した。

 第2Q4分37秒にTDを奪ったRB大上祥平(3年)は「前節までランが出てなかった。パスに頼り過ぎてターンオーバーの原因にもなっていたので、最後まで走ろうと思っていた。ランが出たので良かった」とひと安心だ。リーグ優勝10回、甲子園ボウル制覇6回を誇る強豪校だが、主力が抜けた今季は大苦戦。残り3戦は関学大、立命大、関大と上位校との対戦を控えており、全敗すれば7位以下が決まり、2部との入れ替え戦に臨むことになる。入れ替え戦への出場になれば、1947年のリーグ加盟後では初の“屈辱”にもなる。主将のDB吉村隆之(4年)は「(入れ替え戦の)可能性は承知してますけど、考えてもどうすることもできない。僕らには次の試合でもワンプレーを激しくすること、それしかない」と、厳しい表情で話した。