フィギュアスケート界に「日本のエース」として君臨したバンクーバー五輪銅メダリストの高橋大輔(28=関大大学院)が14日に岡山市内で会見し、現役を引退することを発表した。

 公益財団法人両備てい園記念財団によるスポーツ振興奨励大賞を受賞した席で、「僕自身、引退することを決断しました。次の目標に向かって進みたい。急な決断でしたが、悩んでいても気持ちのなかにモヤモヤが残っていた。次に進むということで線を引くということにしました。ただ、目標は定まっていない。悩んで決めたい」と述べた。

 右膝故障の影響があった2月のソチ五輪で6位に終わった後、3月の世界選手権を欠場し、今季は休養していた。