男子テニスで、自己最高の世界5位で今季を終了した錦織圭(24=日清食品)が18日、都内の日本記者クラブで会見を開いた。

 政治家やプロ野球選手など、時の人が登壇する同クラブで、プロテニス選手が会見を開くのは初めてとなった。

 一問一答は次の通り。

 -今年を振り返って

 錦織

 今までで一番飛躍した年。充実した1年だった。

 -最終戦もベスト4

 錦織

 しっかり自分の力も出せた点は満足している。最後、ジョコビッチに負けて、うれしさと悔しさが半分半分。

 -今年の活躍は予想していたか

 錦織

 少し驚いている部分はある。ただ、後半は、どんどん結果が出て、自信もついた。

 -チャン・コーチがついて、最も変わったところは

 錦織

 思った以上に攻撃的になった。昔は、そこまで攻撃力がなかった。

 -一番思い出に残っている試合と大会は

 錦織

 一番は、目標にしていた全米で決勝に残れたこと。ベストマッチは、全米の準決勝で、世界1位のジョコビッチに勝てたこと。

 -4大大会優勝、世界1位はいつ達成できる

 錦織

 とても難しいが、何年かには4大大会に優勝したい。世界1位は5年以内。

 -恋人や奥さんを連れている選手も多いが、結婚は

 錦織

 いつかはしたいが、まだ考えていない。支えてくれる人は、たくさんいる。

 -今年を漢字1文字で表すと

 錦織

 思いつくのは躍進の「躍」。昨年は変化したいので「変」だった。来年も、もっと変化する意味で「変」でもいい。