<スピードスケート:全日本スプリント選手権>◇第1日◇29日◇長野市エムウエーブ

 女子はエースの小平奈緒(相沢病院)が、76・275点で初日総合トップに立った。

 500メートル、1000メートルともに危なげない勝ちっぷりで、4種目制覇の完全優勝での4連覇を視界にとらえた。

 会場を独り占めした。500メートルを38秒22の大会記録で優勝すると続く1000メートルでは国内最高に0秒20まで迫る圧倒的な強さで会場からは大歓声が上がった。「500は体がうごいていなかったが、1000はやりたいことが出せた。求めている滑りが少しずつ身についてきている」手ごたえを口にした。

 2位は中長距離のエース高木菜那(日本電産サンキョー)。3位は住吉都(ローソン)がつけた。

 男子は中村駿佑(法大)が首位発進した。大和田司(味のちぬや)が2位、羽賀亮平が3位。ソチ五輪代表の長島圭一郎(ともに日本電産サンキョー)は6位と出遅れた。

 今大会は2日間の日程で2種目(500メートル、1000メートル)の総合で争う。