埼玉パナソニックワイルドナイツ(埼玉、リーグ1位)の23年W杯日本代表SO松田力也(30)が、チームを決勝進出に導いた。
横浜キヤノンイーグルス(横浜、同4位)に4点リードを許した後半19分。仲間の裏でパスを受け、中盤から弧を描くように走って約45メートル前進した。そのままラック際をW杯南アフリカ代表CTBダミアン・デアレンデ(32)が突いて、逆転トライ。相手の周到な攻撃で劣勢に陥っていたが、松田のランで一気に流れを変えた。前半も防御ライン突破からトライにつなげており、プレーヤー・オブ・ザ・マッチに輝いて「流れ的にも、時間的にもスコアが欲しかった」と喜んだ。
今季17試合全勝で、残すは決勝1試合。19日に準決勝を戦う東芝ブレイブルーパス東京(BL東京、同2位)、東京サントリーサンゴリアス(東京SG、同3位)の勝者と頂点を争う。
決勝は今季限りで現役引退するフッカー堀江翔太(38)、SH内田啓介(32)の最終戦。昨季は決勝でクボタスピアーズ船橋・東京ベイ(東京ベイ)に屈し、松田は「なかなか自分たちの思い通りにならなかったけれど、勝ち切れたのは決勝につながる」と言い切った。先輩2人への感謝を胸に「勝って次のステージに行ってほしい」と最高の結果で送り出す。【松本航】


