日本スケート連盟は30日、腹痛を訴えていたフィギュアスケートのソチ冬季五輪金メダリスト、羽生結弦選手(20=ANA)が精密検査で「尿膜管遺残症」と診断され、同日手術を受けたと発表した。

 約2週間の入院とその後約1カ月の安静加療が必要で、2連覇が懸かる来年3月の世界選手権(上海)出場に影響を及ぼす可能性も出てきた。

 羽生選手は日本男子初の2連覇を果たした今月のグランプリ(GP)ファイナル期間中から腹部に断続的な痛みがあったことを明らかにしていた。28日まで行われた全日本選手権は3連覇したが、検査のため、29日のエキシビションを欠場した。

 同選手は11月の中国杯の練習中に他選手と激突し、腹部挫傷など全治2、3週間のけがを負っていた。