<フィギュアスケート:GPシリーズ第1戦・スケートアメリカ>◇最終日◇26日(日本時間27日)◇米ワシントン州エバレット、コムキャストアリーナ

 中野友加里(23)も安藤と同様に難しいジャンプを回避したが、SP3位から2位へと順位を上げた。当初予定していた2連続3回転は佐藤コーチの意向で、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)は「迷いがあったので、それでは難しい」と自らの意思で回避。結果、7つのジャンプをすべて成功させ、表現力を示す5項目中4つが7点台と高得点だった。

 2年連続3度目のGPファイナル進出へ好発進。「自分が今やれることはできた。ハイレベルな中で2位はうれしいというよりびっくり」と世界選手権覇者の安藤やマイズナーらを抑え、満足そうに話した。ただジャンプを回避したことには「調整不足だった。わだかまりが残るし残念」と課題を感じていた。