<スピードスケート:全日本スプリント選手権>◇初日◇27日◇北海道・明治北海道十勝オーバル

 男子で初日トップに立った加藤条治(日本電産サンキョー)が、3年ぶり2度目の総合優勝へ王手をかけた。1種目目の500メートルを35秒21の大会記録で1位。続く1000メートルも同走だった同僚でライバルの長島(34位)がバランスを崩し失速する中、1分11秒47で堂々、2種目を制した。「タイムは満足していない」と話すものの、4種目制しての完全優勝も視野に入り「こんなチャンスはめったにない。狙っていく」と口も滑らかだった。大会は2日間で500メートル、1000メートルを2回ずつ滑り総合成績を争う。