来年のソチ五輪出場を決めている女子アイスホッケー日本代表が「大谷効果」で全勝優勝を達成する。30日、世界選手権(4月7~13日、ノルウェー)出場のため、成田空港から渡欧。29日は西武ドームで始球式を行い、二刀流ルーキー大谷の存在感に刺激された。23人の代表中、10代は6人。最年少16歳で最長身、最重量のFW浮田は「大谷選手のように活躍したい」と意気込んだ。

 世界選手権は世界ランクなどをもとに6つのクラスに分けて開催。日本は2部に相当するディビジョン1グループAの大会に出場する。今大会で優勝すれば1部相当のトップディビジョンに昇格できる。トップディビジョンに入れば、ソチの次の18年韓国・平昌五輪に予選なしで出場の可能性が出てくる。飯塚監督は「若手が活躍すれば、中堅、ベテランに刺激を与え、チームが活気づく」と「大谷」の出現を期待した。