フィギュアスケート男子の高橋大輔(28=関大大学院)が20日、前日に来季休養を宣言した浅田真央(23=中京大)について理解を示した。札幌市内でアサヒビールのイベントに出席。浅田の決断について問われ「彼女が決めたことなので尊重している。14歳から注目され期待に応えようとしていたし、メダルを目標にし、また、プレッシャーの中で過ごしてきたので1年くらいゆっくり休み、その後どうするか決めればいいと思う」と賛同した。

 自身も4月に来季休養を表明したばかり。周囲には4年後の平昌五輪を期待する声もあるが、自身の心境と重ね合わせるように気遣った。「女性で23歳なので、次のオリンピックには覚悟がいる。簡単にすぐやめることを決めるのは難しいこと。オリンピックではやり切った。でも、メダルは取れなかった。複雑な気持ちでいると思う」と心境を推し量った。

 これから本格的に休養に入る浅田に対し「アドバイスはない」としながらも、「相談されれば彼女は名古屋に住んでいるので、名古屋に出張してまでビールを飲みながら話し相手になりたいですね」と笑った。