<高校ラグビー:慶応17-15長崎北陽台>◇2回戦◇30日◇花園

 Bシードの慶応(神奈川第1)が、自慢のモールから劇的勝利をつかんだ。12-15の後半終了間際だった。FWがモールを形成し、じりじりとゴールラインに迫る。モールは崩れたが、途中出場のフランカー村井大観(3年)がインゴールでボールを押さえていた。「誰がトライしたか分からない」と、選手たちは試合後も興奮冷めやらぬ様子だった。大仕事をやってのけた村井は「トライした瞬間もドキドキだった。モールはずっと練習してきたので良かった」と声を弾ませた。