日本相撲協会は29日、大相撲名古屋場所(7月12日初日、愛知県体育館)の新番付を発表した。夏場所で初優勝し、綱とりに挑む大関日馬富士(25=伊勢ケ浜)は名古屋市西区の宿舎で会見。「1日一番、自分の相撲を取れば、場所が終わったときに結果はついてくる」と意気込んだ。

 先月14日から11日間の大阪・堺合宿では、500番近い番数をこなした。「体調はいいです。自分の相撲を磨いて、もっと厳しい立ち合いにしたい」。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)は「何回も綱とりのチャンスがあるわけじゃない。何かもうひとつ、積み重ねるものがないと」と話した。