大相撲の元関脇安芸乃島の高田川親方が部屋を継承した新生高田川部屋が5日、移転した東京都江東区で部屋開きを行い、横綱白鵬が土俵入りをするなど、200人が新たな船出を祝福した。

 元大関前の山の千田川親方と8月5日に年寄名跡を交換した高田川親方は、けいこ場にてっぽう柱を5本も立てた。二子山部屋に属した現役時代は猛げいこで鍛え、3賞受賞19回などの史上1位記録を持つ高田川親方は「しことてっぽうを1日1000回やれと言ってある。本当のけいこは自分との闘いだ」と、厳しい指導方針を口にした。

 現在は幕下以下の力士25人が在籍。同親方は「相手を敬う古風な力士を育てたい。来年中には確実に関取を出したい」と抱負を語った。