5日に朝青龍が出げいこに訪れた東京都墨田区の春日野部屋では、新型インフルエンザの感染を防ぐため、朝げいこの見学者にマスク着用を義務付け、取材に訪れた報道陣を含め、10数人の見物者が総じてマスク姿でけいこを観戦した。

 部屋を訪れる部外者にここまでの厳重な措置を要請するのは異例。部屋の玄関に張り紙でマスク着用を呼び掛け、マスクをつけていない訪問者の見学を、部屋関係者が断る場面もあった。

 春日野部屋付きの二十山親方(元小結栃乃花)によると3日からマスク着用の義務化を始めた。同親方は「秋場所も近いし、予防の意味で、念には念を入れてということです」と説明した。