大相撲秋場所で横綱朝青龍との優勝決定戦に敗れ、2場所連続優勝を逃した横綱白鵬は29日、東京都内の病院で痛めていた左ひじの検査を受け、「左ひじ内側側副靱帯(じんたい)損傷」と診断された。11月の九州場所の出場に支障はない。

 MRI(磁気共鳴画像装置)検査を受けた結果、炎症のある患部に水がたまっていたが筋断裂や遊離軟骨はみられず、手術の必要もないという。

 白鵬は7月の名古屋場所から左ひじを痛めており「いろいろ不安もあったので、検査を受けてすっきりした部分もある。まずゆっくり休んだ後はトレーニングをして、ひじに筋肉をつけて強化したい」と話した。10月中旬から始まる秋巡業の参加にも前向きな姿勢を示した。