大相撲の巡業で朝げいこを休む十両以上の関取が増えていることを憂慮する日本相撲協会が、けいこの無断欠席が多い場合は処分を検討するなど管理を厳しくすることが30日、分かった。

 相撲協会巡業部は10月18日に横浜市で始まる秋巡業から、各力士の朝げいこの出欠をチェックする。不知火巡業部副部長(元関脇青葉城)は「無断欠席した力士は師匠とともに厳重注意する。それでも改善されない場合は理事会で処分を検討してもらう」と話した。

 武蔵川理事長(元横綱三重ノ海)も承認済みで、10月1日の師匠会で大島巡業部長(元大関旭国)が説明する予定。今回の師匠会には、違法薬物に関する講義を受けるため関取も同席する。

 8月の夏巡業では横綱朝青龍が無断で朝げいこを欠席するなど、土俵に姿を見せない関取が少なくなかった。