元横綱大鵬の納谷幸喜氏(69=日刊スポーツ評論家)が27日、文化功労者に選ばれた。力士として史上最多32回の幕内優勝を飾り、「巨人、大鵬、卵焼き」の流行語にも例えられるほどの国民的英雄となった。また、同氏は1969年(昭44)から今年まで血液運搬車「大鵬号」を日本赤十字社へ計70台を寄贈するなどの社会貢献にも情熱を燃やし、この点も大きく評価された。相撲界では初めての選出に納谷氏は「みなさんのおかげ。本当にありがたいことです」と話した。