日本相撲協会の特別調査委員会(伊藤滋座長)は2日、東京・両国国技館で会議を開き、横綱白鵬が半年に1回程度、仲間内で数万円を賭ける花札を行ったという上申書を提出していたと発表した。軽微な賭け事であるため処分はない。

 名古屋場所(11日初日)を謹慎させる者以外の名前の公表は、野球賭博関与者に限ることも決めた。4日の理事会で発表される見通し。

 野球賭博に関与したものの常習性がないとして処分保留だった嘉風と、師匠の尾車親方(元大関琴風)には謹慎処分を科さない。当初全員の謹慎処分を求めた阿武松部屋について、全員ではなく若荒雄ら8人を謹慎処分とした。

 また、謹慎の定義は、25日の名古屋場所千秋楽まで自宅かけいこ場のいずれかにいることを原則とし、外出はその往復に限るとした。