日本相撲協会は7日、名古屋場所での協会外表彰をすべて辞退すると発表した。幕内優勝に対しては昨年23の表彰がされたが、天皇賜杯、内閣総理大臣賞など22の表彰がなくなる。唯一残るのは協会による優勝旗授与だけ。持ち回り理事会で承認されたが、4日に就任した村山弘義理事長代行(73)の強い意向で決定した。広報部が「名古屋場所を反社会的勢力と決別し、再生に歩み出す場所と考え、1歩を踏み出したにすぎない現在の状況下で、協会外からの表彰を受けるのは適切でないと判断しました」との文書を発表した。名古屋場所担当の二所ノ関部長(元関脇金剛)は「みそぎの1つという意味。力士は寂しいし、お客さんも物足りないだろう」と、残念そうに話した。