大相撲名古屋場所が11日に始まるのを前に、日本相撲協会の村山弘義理事長代行が8日午前、愛知県警を訪れて河辺有二本部長と面会した。

 村山理事長代行は面会後、報道陣に「相撲協会が反社会勢力排除に不退転の決意を持っていると申し上げた。名古屋場所で反社会勢力の侵害、侵食がないよう見守っていただきたいとお願いした」と話した。

 村山理事長代行によると、河辺本部長は「相撲協会が新しく生まれ変わるという確固たる決意を持って臨んでほしい。警察は支援を惜しまない」と話したという。

 面会には名古屋場所担当部長の二所ノ関親方(元関脇金剛)、尾車親方(元大関琴風)も同席した。

 名古屋場所をめぐっては、指定暴力団山口組弘道会の幹部らが土俵下の特別席で観戦していたことが発覚している。