<大相撲名古屋場所>◇8日目◇18日◇愛知県体育館

 横綱白鵬が連勝を大台の「40」に乗せた。気合十分の時天空との激しい攻防で、最後は東土俵で白鵬が左から上手投げを打つと、時天空も右から下手投げを打ち返し、両者の体が宙に飛び、同時に土俵下に落ちた。際どい一番だったが、時天空の左手が先に付き、物言いもつかなかった。白鵬も、そこは見えていたようで「ヒヤリとした?」の問いかけにも「(相手の手が先に付くのが)分かってたんで」と涼しい顔。それでも「あらためて一番一番、大事だと思った」と気を引き締めていた。