大相撲初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)の新番付が21日、日本相撲協会から発表された。九州場所後に大関昇進を決めた稀勢の里(25=鳴戸)は、千葉・松戸市の鳴戸部屋で会見し「大関に上がっても相撲は変わらない。いつも挑戦する気持ちで、思い切って自分の相撲が取れるように頑張ります」と話した。年末年始の稽古も、例年通りなら休みは元日だけ。「休む暇もないと思いますから、稽古をやります」と意気込んだ。

 番付に大関5人が載るのは、10年夏場所以来。琴奨菊と合わせ、2場所連続で新大関が誕生するのは00年夏場所から秋場所にかけて武双山、雅山、魁皇が昇進して以来となった。