日本相撲協会は28日、大阪府立体育会館で夏場所(5月6日初日、両国国技館)の番付編成会議と臨時理事会を開き、関脇鶴竜(26=井筒)の大関昇進を正式に決めた。大阪・天王寺区の法岩寺での伝達式で使者を迎えた鶴竜は「謹んでお受けします。これからも稽古に精進し、お客様に喜んでもらえるような相撲が取れるよう努力します。本日は、ありがとうございました」と口上を述べた。

 その後の記者会見では、「間違えないようにできたので、良かったと思います」と笑顔をみせた。師匠の井筒親方(元関脇逆鉾)は「親子そろって、大関の師匠になったのは非常に幸せなこと。うれしいですね」と、大関霧島を育てた先代(元関脇鶴ケ嶺)に思いをはせた。