<大相撲名古屋場所>◇千秋楽◇22日◇愛知県体育館

 またも日本出身力士の優勝は持ち越された。稀勢の里(26=鳴戸)琴奨菊(28=佐渡ケ嶽)の日本人大関は千秋楽で敗れ、ともに10勝5敗。全勝優勝の日馬富士(28=伊勢ケ浜)に大きく水をあけられる、ふがいない場所に終わった。

 先場所の優勝争いで期待の高まった稀勢の里は8日目までに2敗。「集中はできたつもりだったが…。少し雑になった部分があった。課題の残る場所」と反省した。

 日馬富士の優勝の瞬間をテレビで見ていた琴奨菊は「悔しい。2、3、4位では意味がない。(課題は)精神面全て」とつぶやいた。