日本相撲協会は28日、東京・墨田区の両国国技館で力士健康診断を行った。関取になって初めて受診した十両の大砂嵐(21=大嶽)が乗った体重計は146キロを表示。名古屋場所後にはラマダン(イスラム教の断食月)で食事量が減った影響で体重減を悩んでいたが、場所前の143キロから3キロ増となった。「体は少しずつ戻ってきました。逆に大きくなったかな」と笑顔。十両上位へ番付があがる秋場所(9月15日初日、両国国技館)では、幕内昇進が目標になる。

 また秋場所での新入幕が有力な十両の遠藤(22=追手風)も、相撲教習所の授業前に受診。体重も143キロから146キロに増え、授業後は若い女性らに笑顔でサインに応じていた。