日本相撲協会が27日、東京・両国国技館内の事務所で仕事納めを迎え、八角広報部長(元横綱北勝海)は年6場所の入場者数が昨年より約4万3000人増えたことに「いろいろなイベントで(新たな客層を)開拓したことと土俵の充実があった」と手応えを口にした。

 北の湖理事長(元横綱)は大腸のポリープを除去する手術のため入院中。公益財団法人としてのスタートは、当初の目標だった来年1月1日は絶望的で2月以降にずれ込む見込み。

 八角広報部長は「公益法人になったら、さらに人に愛される相撲協会を目指す。(不祥事からの)信頼回復はまだ途中なので力士はそれにつながるいい相撲を取ってほしい」と語った。