大相撲の初場所(来年1月12日初日、東京・両国国技館)で綱とりに挑む大関稀勢の里(27)は28日、東京・墨田区の旧三保ケ関部屋に構えた田子ノ浦部屋で汗を流した。

 幕内高安(23)との計25番の相撲では、押し込まれる場面も目立ったが「まだ(初日の)2週間前に入っていないでしょ。徐々に徐々に、焦らず。高安は調子いいんじゃない」とゆとりを見せていた。

 前日は日本プロスポーツ大賞に出席し、楽天田中将大投手ら多くのアスリートと一緒になった。「若い子と話していました。マー君とは話していないですね、忙しそうだったから」と残念そうだった。