インターネット動画サイト「ニコニコ動画」(ニコ動)などが開催するイベント「ニコニコ超会議3」(4月26、27日、千葉・幕張メッセ)の発表会が9日、都内で開かれ、サプライズゲストで登場した大相撲の横綱白鵬(28=宮城野)が、春巡業「大相撲ニコニコ超会議場所」の開催を発表した。

 同イベントは「ニコニコ動画のすべて(だいたい)を地上に表現する」をコンセプトに、ニコ動内で展開している歌や踊り、アニメ、ゲーム、政治討論などのジャンルを会場の各ブースで再現する企画。当日はそれぞれ生中継されるため、会場とネット上がコメントなどでつながり、互いに楽しむことができる。

 そこに今回、大相撲も“初出店”。初日は一般人の挑戦者を募るなど「触れ合い」の日で、2日目には全幕内力士らが参加したトーナメント戦が開かれる。日本相撲協会から、十両力士や親方衆も含めて約250人が参加するという。

 発表会に横綱が突然現れると、会場内や生中継の閲覧者は大興奮。八百長問題のさなかに開かれた11年5月の「技量審査場所」ではNHKの相撲中継がなかったため「ニコニコ動画で自分の相撲を見て、確認していました」と打ち明け、喝采を浴びた。当日は通常の巡業通り、朝稽古も行われ「若い方々に相撲を見て、知ってもらいたい。朝稽古が一番面白いかも」とアピールしていた。