新型インフルエンザの感染拡大が懸念される大相撲秋場所(13日初日、両国国技館)を前に、日本相撲協会が実態調査を行う。伊勢ノ海理事(62=元関脇藤ノ川)は2日、全52部屋に調査票を渡したことを明らかにした。力士はもとより、親方、行司、呼び出し、床山らについても、感染者の人数確認や、完治、治療中などの状態を把握、対策に役立てる。あす4日と初日前の12日の2度、調査票を提出するという。また、1日の力士会で出された休場した場合の番付優遇などの要望を却下したことについては「近日中に力士会に回答する。自己管理を徹底してもらいたい」と話した。