横綱白鵬(24=宮城野)が、横綱朝青龍(28)の存在が眼中にないことをほのめかした。3日、東京・墨田区の宮城野部屋で幕下力士を相手に15戦全勝。朝青龍が2日の出げいこで平幕栃ノ心に転がされたことを耳にすると「投げられた?

 そういう時もある」と気遣った。その上で、ライバルは自分かとの問いに「そうだね」と即答。熊ケ谷親方(元前頭竹葉山)も「前は朝青龍という目標があったけど、力の差はだいぶ出てきた」と2人の実力差を認めた。

 一方の朝青龍は、この日の朝げいこを回避し「2勤1休」のペースを貫いた。関係者によると、痛めている右ひざ治療のため「高圧酸素治療に出掛けた」という。4日には、横綱審議委員会けいこ総見(両国国技館)が行われる。