62連勝中の横綱白鵬(25=宮城野)が「69連勝超え」へ礼を尽くす。歴代トップ8度目の全勝Vを果たした秋場所千秋楽から一夜明けた27日、昨年から計画される双葉山の故郷、大分・宇佐を訪れる意向を示した。「去年、優勝回数が並んだ(12回)のが九州。今回、連勝が並び(69連勝)そうなのが九州だし、縁がある。その前に生まれたところ宇佐市に行って、報告というか『頑張ります』と言うのが大事」。訪問は九州場所(11月14日初日、福岡国際センター)前の11月初旬になりそうだ。

 現在、双葉山生家周辺は「双葉の里」として、銅像や化粧まわしなどの資料が展示されている。そのほか市内各地に記念碑などがあり、同市担当者は「白鵬関を盛大に出迎えたい」と声を弾ませる。また、10月9日から2日間は、観光大使を務める北海道・滝川を訪問予定。こちらは羊肉を使った“白鵬ちゃんこ”を名産品として計画するなど、北から南まで無敵横綱を待っている状況だ。