<大相撲秋場所>◇7日目◇17日◇東京・両国国技館

 関脇鶴竜(26=井筒)は4敗目を喫し、大関とりが事実上、消滅した。立ち合いで右を差して左ものぞかせ、絶好の体勢で土俵際まで寄った。だが稀勢の里の右からの一押しで吹っ飛んだ。その際に右足の指が丸まった状態で着地したため、バランスを崩してあっけなく土俵を割った。大関昇進のノルマは11勝で、数字上は可能性は残っているが、横綱、大関との対戦前の4敗は印象が極めて悪い。「しょうがない。1番でも多く自分の相撲を取りたい」と、力なく話した。